〜小悪魔の館〜

オレンジの風に吹かれて


　〔ご注意〕***30字くらいで改行されるよう、ウィンドウの横幅を適宜縮めてお読み下さい***




「挿れっぱなしで....辛いのか？」
「......」
「も、もしかして......ヨ過ぎ.....」
「もう....いいっ」
「くーっ.....あとまだ追加で1回デキそうだ...」
「いい加減に.....っ」

サンジはゾロの腰を支えつつ、ずっと握ったままのゾロのペニスを扱き始めた。

「んぁっ.....」
「もうっ....俺無理っ」
「ああっ....」
「ぐぁっ....」

ゾロのイイ部分を狙いつつ、サンジは腰を動かし手も忙しなく上下させた。かなり疲れるが、それに値するほどのモノが得られる。

ゾロの身体は最高だ。いや、他は知らないので比べようも無いが。そしてこの反応の仕方、表情、声。

(もう、戻ってこれなくていい)

知ってはいけなかったかも知れない。でももう後戻りはできはしないのだ。後悔などという気持ちは微塵も無かった。

中をかき回され、前は激しく扱かれたゾロは、声を上ずらせながら達した。サンジの足にかかるゾロの手は、痙攣の動きに合わせて力が入り、その度にサンジは痛みを覚えた。

「マリ...モ...イケたか？」
「はぁ....はぁ....」
「俺....も....」

サンジが思い切り強く抱き締めてきた。ゾロはそれがどんなに痛くても、サンジの気の済むまで、そうさせておくつもりだった。ゾロの肩に頭を押し付けながら、サンジは小さく声を上げた。びくん、と揺れるサンジの身体。ゾロは自分の中に居るサンジの痙攣を直に感じた。

ゾロの耳元ではサンジの速い呼吸音が響く。

「コック....」
「.....ん？」
「.....腹減った...」
「....くっ....本当にてめェは....」
「んだよ」
「俺....まだ」

余韻に浸っているのだと何とか分かって欲しくて、サンジはゾロの肩にもたれたまま、再び両腕をゾロの身体へ回した。

「おい....いつまで....」

ゾロは一足早くイったせいで、もう殆ど醒めてきていたが、まだ身体の繋がりが解けていない。サンジの身体が少し動く度、中で擦れてるのが分かる。時々敏感な箇所に触れるので、また萎えたモノが反応を始める。

(もういい加減にしてくれ....)

今朝からこの場所で3回もヤッてしまった。普通なら疲れてもいい筈が、幸か不幸か体力だけはある為、全く平気だった。

「そろそろ抜け....」

このまま繋がっていれば、また回復するかも知れないし、そうなれば一体いつまで続くのか分からない。

「コック、離れろ」
「....何か嫌だな....」
「また、後で....いや、午後からでも夜でも....」
「そっか？またヤルか？」
「そんな笑いながら言う事かっ」
「んだよ...怒んなって」

つまらなさそうにゾロから離れたサンジは、ゾロの身体を気遣うように話しかけた。

「俺の出したのとか、風呂の湯とか....入ってると思うからさ」

後始末しないとな、とゾロの腕を掴んだ。浴槽から出ると、自分の身体の状況に改めて気付いたゾロは、少し慌てたように後ずさった。

「遠慮すんなって....俺しか見てねぇから」
「.....」

そのままトイレへ二人で入りかけたが、ゾロが押しとどめた。

「自分でできる？」
「いいからアッチ行ってろ」
「はいはい....」

ゾロはやっと一人になれて、ホッと一息ついた。

「あんの野郎....次は俺が突っ込み倒してやる。覚えてやがれ」

そんな物騒な事を言いながら、自分の今置かれている状況が少し情けなくなってくるゾロだった。

「冗談じゃねぇ.....何で俺が」

そう言いつつ、もう全てを受け入れる覚悟はできていた。



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もう戻れない。





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