すり抜ける風


　〔ご注意〕***30字くらいで改行されるよう、ウィンドウの横幅を適宜縮めてお読み下さい***



「ヤダ！ゾロの手がイイ！そのデカイ手で....頼むーこの通り！」
「.........チッ」
「ヤッター」
「まだ何にも言ってねぇぞ？」
「でもシテくれるんだろ？」
「途中までシテやる」
「へ？途中？」
「後はトイレで自分で出して来い」
「ゾロも一緒に来て」
「だから、何で俺が」

なかなか諦めない。厄介だ。これではいつ寝ることができるのか。ゾロは少々うんざりしてきた。ルフィの要求をさっさと聞いて、早く寝てしまった方がいいのではないか？とも思う。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊

「ふぁっ....んんっ」
「サンジ....」

一度は鎮まったその場所も、またエースの巧みな愛撫で息を吹き返した。サンジの手もまた同じようにエースのその部分を撫で上げる。

「うっ....ダメ...っだ....エースっ....」
「やっぱり、俺のは後でいい....」

エースはサンジの手を取り、自分の肩へ回させた。

「掴まってろ....」

サンジは素直に従った。さらにエースの手が動く。サンジの腰がゆらゆらし始めた。

「あ.....っっ」
「ヤバクなったら教えろ.....キレイにしてやるからな」
「んんっ...んあっ....」
「その声で....こっちまでヤバクなりそう....」

エースの肩に顔を押し付けているサンジ。エースがサンジの前髪をかき上げた。

「顔...上げろ」
「ん...んっ」
「声もエロいし....その顔も....クる」
「あ...ふぁっ.....や....」
「イキそうか？」

片手でしっかり抱え込んでいたサンジの体を離し、エースはサンジの下半身へと顔を向けた。限界まで硬くそそり立つサンジ自身に舌を這わせると、サンジの鼻に抜ける声が頭上から聞こえてきた。

「何だよこれ、サンジ....お前より...俺の方がヤバイ」
「んぁ....」

サンジのソレは、エースの口の中に深々と呑みこまれた。舌と唇で包み込まれ、ねっとりとした愛撫が続く。サンジの膝はいったん曲げられ、また伸びる。腰が浮き上がり、恍惚とも苦悩とも取れる表情を見せた。

「そろそろ....かな」

エースの動きが早まった。サンジの腰を抱え込むと、ぐいぐいとエースの顔の方向へ押し付けてきた。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊

ルフィにせがまれ、しぶしぶゾロは手を動かし始めた。下着の上からではあるが、かなりの硬度と弾力が感じられた。目を閉じて快感を追いかけるルフィ。しかし思ったような感覚が掴めないのか、半分目を開けて言った。

「ゾロ...直に触って」

その言葉と同時に、自ら下着を下げゾロの手を導く。ゾロは何も言わず、愛撫の動きを続けた。

「すげ....気持ちいー....」

うっとりとした表情で、快感の中に漂う。最初はゆっくりだった呼吸が徐々に速くなった。

「ゾロっ....く....くち」

半開きの唇から僅かに舌を覗かせ、要求した。

「注文が多いヤツだな」


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