すり抜ける風


　〔ご注意〕***30字くらいで改行されるよう、ウィンドウの横幅を適宜縮めてお読み下さい***



サンジは再び指を挿し入れた。今度は2本、そしてすぐに3本に増やされた。そして口にはゾロ自身が咥え込まれた。

(さぁて....両方同時にシテやるから....とくと味わえ)

「ぐぁっ....」
(ふふっ...ココかぁ〜っ)
「やめっ....も....い....から....」

前と後ろのどちらの快感に集中すればいいのか分からず、ゾロは頭を時々左右に振りながらサンジに訴える。サンジはどちらも止めずに、少し動きを緩めるだけに留めた。

ゾロの手がサンジの髪をぐしゃぐしゃと掴む。あぁ、かなりヤバいとこまでキテルな、と思ったサンジは顔を上げた。

「抱いていいか？」
「....」
「....俺だけに許されてる....はずだよな？」
「ん....はぁ....てめ....つまんねぇコト訊くんじゃねぇよ」

ゾロの息だけが荒い。

(何か、俺ばっかりじゃねぇか....)

ゾロは腕を伸ばしサンジの肩を掴むと、自分の下半身から引き剥がし、ベッドの中央の方へ引っ張り込んだ。サンジを仰向けに寝かせると、ゾロはサンジのハーフパンツに手をかけた。

「ほら、さっさと脱げよ」
「ゾロ....」
「...おんなじように、してやるから」

問答無用とばかりに、するりと下着ごと脱がせると、すでに硬くなったモノが飛び出した。先端をゾロの舌がぺろりと撫でると、思わずサンジの腰が引けた。

「おら、逃げんな」
「るせ....っ.....」
「ココ....待ってたんじゃねぇのかよ？」

サンジの腰の下へ腕を入れて抱え、ゾロはサンジの中心の熱い部分を深く咥え込んだ。ゾロの口の中も同じくらい熱っぽい。サンジはゾロの頭に手を置き、その快感の波に耐える。

「このままで....いいか？」
「え？」
「このまま....俺が上で」
「ええっ？」
「大丈夫だ....俺が受け入れる」
「....何だ...そっか....」
「別に...俺が突っ込んでもイイぞ？」
「だっ....それは駄目っ....また次かその次にしろ」
「そんな顔されると....今突っ込みたくなるなぁ」

調子に乗ってきたゾロが、楽しそうに笑いながらサンジを見下ろす。そんな顔で見られてると、何だか本当にヤラレてしまいそうな気分になるサンジだった。

(だから俺は雰囲気にすぐ流されるんだよな....反省しろ俺)

＊＊＊＊＊＊＊＊＊

「ルフィ！」
「何だよ、追っかけてくんな」
「おい、待てって」
「やっぱり....エースもゾロのこと好きなんじゃねぇか....」
「気に入らねぇか？」
「.....ゾロは....俺なんか全く相手にしてねぇんだ」
「そうか？結構いい感じだったじゃねぇか....お前もイロイロとシテもらったんだろうが？」
「.....それはそうだけど....でもな...」
「ま、まだガキだからとか言われたんだろう？」
「何だよエース...聞こえてたのか？」
「聞こえてねぇけどさ....。ゾロならそう言うだろうと思ってな」
「俺....そんなにガキかなぁ？」
「まぁな....とりあえず、アソコが生え揃うまではな」


BACK←←　→→NEXT





Parallel MENU

NOVEL MENU


TOP