Ｄｅｂｕｔ
〔ご注意〕***30字くらいで改行されるよう、ウィンドウの横幅を適宜縮めてお読み下さい***
慣れない事をしたためか、やたらと喉が渇く。ゾロは水をごくごくと飲んでいる。その喉の動きが妙に色っぽくて、サンジは見惚れていた。ゾロが飲んだ後、同じボトルからサンジも飲んだ。
「はぁ.....」
口元を拭い、ゾロがベッドに大の字に寝転がる。腰に巻いていたバスタオルが肌蹴ているが、さして気に留めてもいないようだ。今日は何度も目にしているゾロの身体ではあるが、サンジにとってはやはり刺激的な光景だった。
「....おい、隠すなら隠す！出すなら全部出しとけ！」
「あ？」
「ったく.....無防備過ぎなんだよ、おめぇ」
「......うっせーな....さっき一緒に風呂場にいただろ？何を今さら」
「.......そういうの、エロいんだって.....分かんねぇのか」
「.....そっか？」
「そんなんじゃ、そのうち誰かに襲われるぞ」
「そんなヤツいねぇ」
「分かんねぇだろうが！事が起こってからじゃ遅ぇんだからな！」
「.......俺は強い。大丈夫だ」
「......ったく」
サンジは溜息をつきながら、ゾロに近付いた。中途半端に股間を隠しているバスタオルを取り払った。
「.......ゾロ、そのまま寝てろ」
「.....」
「大丈夫だ....」
サンジはゾロの唇に軽いキスを落とすと、すぐそのまま胸まで下りてきた。左右の突起を交互に舐め、舌先で何度も触れた。ゾロの鼻に抜ける声にならない声。
「声、我慢できるの今のうちだぜ」
サンジの手がゾロの硬い腹部を撫で下ろし、臍の辺りを指でなぞった。それを後から追いかけるように、同じ場所を唇で触れていく。臍の中を舌でくるりと舐めると、思わずゾロはサンジの頭に手をかけた。くすぐったいのか、気持ちいいのか、よく分からない。
サンジの手が、さらに下へと動く。
「んっ」
「.....すげぇ硬くなってんぞ」
「ん....」
「手、載せてるだけなんだけど....ピクピクしてんぜ」
「....言うな」
「あ、濡れてきた....」
「いちいち言うなって」
「あ....俺もヤバイ」
「....どうした？」
「...お前のを触ってるだけで...」
サンジの下半身も、すでに限界いっぱいに勃ちあがっている。じんじんと痛くなるほど。
「あぁクソっ、俺....」
「だから、どうしたんだ」
「ゆっくり....お前に....してやりてぇのに.....」
サンジは手の中にあるゾロのペニスの先端を、舌を広げるようにして舐めた。そっとゾロの顔を覗き見ると、横を向き目を閉じて息を詰めている。
「....また、我慢してんのか」
ゾロにしてみれば、まさか舐められるとは思ってなかったのだ。止めろと言おうとして、変な声が出そうになったので、必死で堪えていたのだ。
「んっ....」
またサンジの舌が動く。先端から根元へ向け、また先端へ。次は口を大きく開けて、ぐぶぐぶと呑み込んだ。ゾロは手を顔に載せ、歯を食いしばっている。しかしそれは苦悩とは違う、そのほんの僅かな隙に見せる、気だるそうな表情がサンジをさらに掻きたてる。
「ゾロ....」
口元が濡れた状態で、サンジは話しかける。
「....何.....だ」
「俺、こっち....こうする」
「え？え？何？」
「お前と俺が...こうして逆向きになるんだよ」
「.......マジ？」
「いいから....」
「.......う、うん」
サンジが何をしようとしているのか、ゾロは分かったが、まさか今からやる事になろうとは。自分のすぐ目の前に、通常はそんなアングルでお目にかかる機会の無いモノが存在している。ゾロは、それを複雑な思いで見ていた。
「んぁっ」
ゾロがその光景に気を取られている隙に、サンジの攻撃が再開された。ゾロはサンジに脚を開かされ、その間に頭を突っ込まれているのに気付いた。
「そんな....っ」
そんな事までしなくてもいいのに....と言おうとしたが、またしても変な声が出そうになり、口を閉じた。サンジの舌と唇の動きと吸い付きに、今どこが気持ちいいのか分からなくなってきた。
目の前にずっと見えているサンジのペニスの先端からは、とろとろと透明の液が糸を引いて、ゾロの顎や首の辺りに落ちてくる。ゾロがそっと手で触れてみると、熱くて硬く張り詰めていて、ぴくん、と脈を感じた。
(ほったらかしにしてて、悪かったな)
ゾロはそのサンジの熱の元へ唇を寄せていった。舌でそっと触れただけで、サンジの全身が反応した。
「んんっ」
サンジは既に昂って、ゾロの息がかかるだけで達してしまいそうなくらいだった。
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エンドレス....。
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