〜小悪魔の館〜

オレンジの風に吹かれて


　〔ご注意〕***30字くらいで改行されるよう、ウィンドウの横幅を適宜縮めてお読み下さい***



サンジは歩きながら、ナミの事をまだ考えていた。「何とかするわ」と言っていた事を。邪な妄想が、またサンジの頭を占領する。

(レディでも....そういう感じになるのか....？そりゃ、なるよな。だから変な感じ...って言ってたもんな....)

だからと言って、今戻ってどうするのか？もっと苦しんでいるかも知れない。それを救えるのは、自分しか居ないのではないか？サンジはそう考え始めていた。

(どうしようか.....)

しばらく立ち止まって、ああでもない、こうでもない....と問答していた。

(よし....行こう)

踵を返し、再び測量室へと向かった。

＊＊＊＊＊＊＊＊


「今日はどうすりゃいいんだ？」
「こっち来て」

どんな仕掛けなのか、測量デスクの背後にカーテンの様な横長の布が現れた。そこに隠れる部分のベンチの下を開くと、マットレスらしき物が出てきた。ナミは手早くタオルシーツを広げた。他にも枕やら毛布やらが収納されている。

「ここで徹夜で作業する時用に、用意してたんだけど....こんな事に役に立つなんて」
「....で？」
「....寝ててくれればいいわ」
「.......了解」
「随分素直なのね」
「慰謝料だとか何とか言って、訳の分からん借金増やされるよりマシだ」
「ちゃんとやってくれたら、残高から相殺してあげるわよ？」
「あぁ、そりゃぁ助かるぜ」




そう、いつだったかナミから「ちょっと身体貸してくれない？」と言われた事が切欠だった。何か高い所の物を取るとか、重い物を代わりに運んでくれ、みたいな話かと思っていた。




「あっ.....」
「.....」
「相変わらず....無愛想な顔」
「愛想良くして欲しいのか？」
「それくらいサービスしてよ？」
「タダではできねぇな」
「あははっ....私から請求する気？」




横たわると、それは修行にも似た精神集中が必要だった。ナミは「忙しいんだから早くして」などと平気で言ってくる。それも慣れてくるとだんだんできるようになってくるのだから、ゾロにも素質があるのかも知れない。

この場所では初めてだったが、構わずナミは事務的に進めていく。同じくゾロもそれに従う。

「うまくしてくれれば、借金少し減らしてあげるわよ？」

それに乗ったのが、間違いだったのかどうなのか。

ナミがゾロの下半身から全ての布を取り去った頃には、すっかりその中心は大きく勃ち上がっていた。

ナミの手によって反応するなんて、絶対自分が許せない。だから、自分自身の精神力で、"気合"で勃たせる。そんな特技まで身についた。

「手間が省けていいわ...でも」

ナミはするりと自分の下着を取り去った。

「たまには、私の手でゆっくり育ててみたいけど」
「そいつは御免被る」
「別に追加料金取らないわよ」
「ふん」

ナミはゾロの身体に跨ると、ゆっくりと腰を沈めてきた。

「イキナリでできんのか？」
「ええ、ご心配なく」
「溜まってたのか」
「そういう事言うと、慰謝料発生するわよ？」
「あー分かった分かった....ったくうるせぇ」



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えええ、ナミさん...うらや....もとい、酷いじゃないですかっ...測量室はソンナ事するためにあるんじゃないです(笑)！そしてゾロ、言いなりです....





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