〜小悪魔の館〜
オレンジの風に吹かれて
〔ご注意〕***30字くらいで改行されるよう、ウィンドウの横幅を適宜縮めてお読み下さい***
「んんっ....」
「っ...」
「あ...ん....もう駄目....」
「.....じゃ、後は任せろ」
「うん.....」
「くっ.....」
「...んんっあっ...あっ....」
「イケっ....」
2回目も瞬殺だった。
(ちっ....調子乗りすぎたか....俺もやべぇ)
喘いで乱れながら感じるナミの痴態を2度も見せられて、しかもイキ方も激しかったので、中の収縮具合も今までとは比べ物にならなかった。こんな調子でいけば、3回目は持たないかも知れない。
「ナミ」
「....仕事が終わるまでは、私の名前を呼ばないルールでしょ？」
「悪ぃが、今日はこれで終わらせてくれ」
「....駄目よ」
「まだ足りねぇのか？」
「そうねぇ...いつもよりちょっと遊び過ぎたかも知れないけど....すごく気分がいいの。女はね、これで終わりなんてのは無いのよ」
ゾロはちょっとだけでも時間稼ぎをしたかった。
「そんなに気持ちよくなりてぇんなら、自分が惚れてる男....が居ねぇんなら、自分に惚れてる男とヤレばいいだろ」
「誰の話してんの？」
「......コックだ。分かってんだろ」
「サンジくんは駄目。私に対しては、バカが付く位の素敵な幻想持ってるから、それを壊しちゃ可愛そうでしょ？...って言うのは建前で、本当は何でも言う事をきかせる為の切り札なのよ。だから私の本当の姿は見せられないの！」
「自分に惚れてる男にそこまで....ひでぇ女だな」
「そうよ、悪い？」
口の端で笑いながら、ゾロはそこで息を継いだ。
「俺だったら、別にどんな姿見せても関係ねぇってか？」
「そうね。あんただったら後腐れなさそうだし！ハマらなさそうだし！」
その言葉がさらに、ゾロのプライドを刺激した。
「だったら、ハマらせてやらぁ」
ゾロが自身を挿入したままの状態で、ナミの身体をひっくり返した。ナミが上になって自分で動いていた時の感覚を思い出しながら、その動きを忠実に再現する。身体の密着点と角度を見つけると、徐々にスピードを上げながら、腰をグラインドさせる。間もなくしてナミの表情が変わり、息を荒くしてゾロの身体にしがみついてきた。
ナミの声の変化を聞きながら最奥を狙い始めた。
もう、声にならないような声での喘ぎ。この瞬間だけ、この女を支配しているような気分になる.....ゾロは少しだけ、ほんの一瞬だけ、嬉しくなった。
「あっ....あーーっ」
「イッちまぇっ」
こんなに何回も激しくイって、何ともないのだろうか。女とは不思議な生き物だ。
「はぁ...ゾロ」
「ん？」
「ちゃんと、最後までできたわね」
「....なんとかな」
「いつもより多く引いとくわ」
「そりゃ、どうも」
「この後どうするの？」
「....何だ、心配してくれんのか？」
「いつもは気合で鎮めてたんでしょ？」
「そういう時もあるが、出す事もある」
「今日は？」
「.....できるもんなら....今すぐ出しちまいてぇ」
ナミはゾロを窺い見た。
(何て顔、してんのよ....)
男の....雄の顔だ。ナミは女の本能の部分が蠢きだそうとしているのを自覚した。
とてつもない生命力と計り知れない強さと。自然界では、それ無くしては生き残れないし、子孫も残せない。そんな根源的な物を、ゾロの中に見た。
この男の遺伝子を、受け止めたい。それは生物の雌としての本能なのだろう。ナミの身体の奥で、今まさに何かが動いてその体制を整えている。
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ゾロも相当辛そうです...でも、そう簡単にはいかない。だってゾロだから。ナミさんどうする？
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