Ｄｅｂｕｔ
〔ご注意〕***30字くらいで改行されるよう、ウィンドウの横幅を適宜縮めてお読み下さい***
バスルームの前では、服を脱ぎながら互いに無言だった。サンジはゾロの背後から手を伸ばし、下腹部に触れようとした。
「なっ....」
「....ゾロ」
「てめ....」
「何かさ.....こんな傍でお前の背中見てたら堪んなくてよ....」
これから脱ごうとしている下着に手をかけた。その隆起した部分に触れ、予想外の大きさに一瞬手が止まる。
「......ゾ、ロ.....？」
「自分で脱ぐから触るな.....ぁ」
ゾロの言葉を待たずに、サンジは下着の中へ右手を入れ、直接触れた。そして左手で下着を脱がせていく。そうしながらもサンジは自分自身も硬くなっている事に気付いた。
少し痛いくらいに昂っているのを感じる。それを少しでも楽にしようと、サンジも全て脱ぎ捨てた。
「あ.....」
ゾロの足元がおぼつかなくなっている。首や肩にサンジのキスが降ってくる。サンジの右手はゾロのペニスを撫で続けている。背後から身体を押し付けているので、当然サンジの熱くて硬い部分はゾロの腰に当たっている。
「な、ゾロ.....とりあえず出しちまおうか？」
「なっ...バカ言うなっ」
「こんなになってんのに？我慢できんの？」
「....早く」
「ん？」
「.....シャワー浴びさせろ」
そうだ、まだだったな....と、仕方ない様子でサンジは離れた。サンジのペニスから滲んでいた透明の体液が、ゾロの腰にべっとりと付いていた。それが糸を引いているのが分かり、サンジは焦った。
「何だ？」
「い、いや....何でも」
「.........」
全身を洗い、シャワーを頭から浴びながら泡を落とした。ゾロは隙を見せないようにしながら素早く洗っている。サンジも手を出すのは我慢し、急いで洗い終え、頭を拭いているゾロの腕を掴んだ。
「まだ、出て行くなよ」
「ん？」
サンジはゾロの背後に回り、またさっきと同じように下腹部へと手を伸ばした。もう何も邪魔する物は無い。ただ、ソレはすっかり元の状態に戻っていた。
「また、デカクなるかな？」
「....知らねぇ」
「あ、やべ...俺の方が反応してる」
「....本当だ」
ゾロの手がサンジの方へと伸ばされた。背後だからよくは見えないが、腰に当たっているのですぐ分かる。
「んっ.....」
「俺のを触っただけで....こんなになるのか？」
「....しょうがねぇだろ....お前エロいんだから」
「おっ...俺は何もしてねぇだろっ」
「何もしてなくても、充分エロいんだよ」
「.....」
ゾロは無言で手を動かした。何度もサンジを撫で、緩く握って上下に往復させている。
「さっきよりデカクなってんぞ」
「.....んっ....お前も.....な」
サンジが触れているゾロの方も、再び頭が持ち上がり、硬くなり始めていた。ゾロはサンジに言われて初めて、その事に気が付いた。
「ゾロ....とりあえず俺はいいから....手、離せ」
「.....どうするんだ」
「しっかり立ってろ」
「....？」
サンジの手がゾロのペニスを握り込む。根元からゆっくりと扱き上げていく。ゾロが息を呑む気配がした。
「....速さとか.....強さとか.....言ってくれよな」
「ん.....」
「ある程度は俺にも分かるけど」
「ぁ.....」
「できるだけ、気持ちよくしてやりてぇから」
手が動く度、ゾロの声にならない喘ぎが鼻に抜けてくる。次第にサンジの手の滑りが良くなるほど、透明の体液も滲んできている。
「そんなに静かにしてなくていいぜ？我慢すんなよ」
「くっ.....ぁ」
「その顔.....クルな」
ゾロが思わず上げた顔にサンジが近付く。半開きの口にサンジの舌が入った。その舌が動き回り、隠微な音を立てる。ゾロの舌を撫でる度、下半身も反応する。
「あ、何かまた今ビクッて....デカクなったみてぇだ」
ゾロの感度の良さに、サンジも興奮が抑えられない。少し声が震えてきているようだ。思わずサンジは手を動かす距離を少し長くした。
「あっ.......」
ゾロの膝ががくんと落ちた。何とか両手で体重を支えるが辛そうだ。サンジはゾロに、浴槽の中で膝を付くよう導いた。手は浴槽の縁を掴んでいる。
「しっかり掴まっとけよ」
「んんっ.....」
ゾロのペニスはさらに硬く、サンジの手の中でビクビクとした脈の動きを伝えている。もう、終わりが近い筈だ。そして手を動かす度にサンジのペニスもゾロの尻や太腿に触れている。
(何かヤベぇ.....)
ゾロが絶頂に近付くにつれ、サンジもどんどん興奮してくる。ゾロに触れていたいが、自分も今すぐに放出したい衝動に駆られる。
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....。
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